Site menu:

ブログロール

分会リンク

螳螂拳の発祥地

螳螂拳発祥の地は、中国の渤海湾に面する山東省です。歴史的には古くから戦乱が多く、日本の倭寇とも縁の深い地区です。また儒教を説いた孔子の故郷としても有名な地です。

 現在、山東の中でも風光明媚で知られる青島には、ヨーロッパの支配下時代を思わせる建物や教会が残り、早朝の街には教会の鐘の音が響きます。しかしその市街風景も年々姿を消し、高層ビルの建設に伴い姿を大きく変えています。また良質な水が採取できるこの地区は、フルーティな味わいの青島ビールの名で日本でも有名です。

 螳螂拳は省都斉南市よりもっと遼東半島の東側の莱陽、青島、煙台、蓬莱などの地方都市で盛んです。 莱陽・青島では姜化龍・宋子徳系太極(梅花)螳螂拳、煙台では林景山系七星螳螂拳、竜口では丁子成・単香陵系六合螳螂拳が伝承されています。ハルピンなどの東北地方では赫家螳螂拳が主として受け継がれ、上海などの南方地方では羅光玉系七星螳螂拳が伝承されています。