「莱陽螳螂拳」の紹介
今回訪中した際、莱陽の劉師兄より頂いた本です。(表紙)
莱陽を中心とした螳螂拳の状況、門派、莱陽で螳螂拳を伝えた先達の伝記や莱陽国術館の資料、更には各代表的な文献紹介など、総合的にまとめた一冊です。(目次)
一人の人物あるいは特定の伝承をまとめた入門書ではなく、いわば螳螂拳の小辞典のようなものでしょうか。個人的には姜化龍老師にまつわる記載が面白いと思います。
螳螂拳の歴史はさほど長くはありませんが、それを世界に知らしめるきっかけとなった梁学香老師以降の名人の先生方は、仙人でも超人でもなく、乱世を実際を生きた武人でした。
螳螂拳の魅力を知るには最適の書だと思います。
Posted: 5月 24th, 2014 under 書評, 訪中レポート.
Comments
Comment from さめ
Time 2014 年 5 月 30 日 at 11:10 PM
こういう書籍には、歴史がの重みが感じられます。言葉のもつ意味を考えさせられるという意味で、同じ漢字の文化圏であることに感謝です。ぜひ学びたい一冊です。
Comment from フーティエン
Time 2014 年 5 月 24 日 at 10:01 AM
大変興味深い書籍です。今後の勉強のためにも、ぜひ手に入れたい資料です。ご紹介、本当にありがとうございます。