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螳螂拳源流考(1)

螳螂拳の歴史を求めて

螳螂拳の伝承には様々な説が有り、民間で伝承されてきたため、資料もあまり残されていない。中国から出版されている武術雑誌の中に非常に史実をまじめに考察したと思われる資料が有ったので、是非ここに紹介したいと思い訳を試みた。

中国語は薄学なので、意訳部分が多く、細かい表現では間違いも有ると思うが、大筋は紹介できたと思っている。 拳士の素顔にはなかなか触れることができない。特に我々に最も縁の深い「莱陽三大山」の崔寿山老師の写真が入手できないのは、非常に残念だ。

昔、 王元亮師父から螳螂拳は陜西省の拳法で、それを第一代の李炳霄が山東に持ち帰ってきたという話を聞いた。そして陜西省の螳螂拳の真伝が絶えたのだから、山 東の螳螂拳も根絶するべきだとして侠客が送られたが、第二代趙珠がそれを迎え撃ち、疲労の為片方の目を病んでしまったとも聞いた。

莱 陽県誌には第一代は李炳霄、第二代は趙珠として記録されている。しかし最近の考証ではどうもこれが逆転しているようだ。李炳霄老師が医術を心得ていたとい うのは共通した事実のようだ。趙家の家系譜はしっかりしたものがあるから、官吏として活躍していた可能性が高いと思う。

従って趙珠老師が官吏として陜西省に赴任していたのなら、新しい考証が正しい事になるのだろう。しかし、いずれにせよ螳螂拳がこの二人先達の苦練工夫の末、第三代、梁学香老師に伝えられたことは間違いない。

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