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「莱陽螳螂拳」の紹介

今回訪中した際、莱陽の劉師兄より頂いた本です。(表紙)

「莱陽螳螂拳」表紙

「莱陽螳螂拳」表紙

莱陽を中心とした螳螂拳の状況、門派、莱陽で螳螂拳を伝えた先達の伝記や莱陽国術館の資料、更には各代表的な文献紹介など、総合的にまとめた一冊です。(目次)

「莱陽螳螂拳」目次

「莱陽螳螂拳」目次

一人の人物あるいは特定の伝承をまとめた入門書ではなく、いわば螳螂拳の小辞典のようなものでしょうか。個人的には姜化龍老師にまつわる記載が面白いと思います。
螳螂拳の歴史はさほど長くはありませんが、それを世界に知らしめるきっかけとなった梁学香老師以降の名人の先生方は、仙人でも超人でもなく、乱世を実際を生きた武人でした。
螳螂拳の魅力を知るには最適の書だと思います。

 

2014年5月の旅

青島→莱陽→煙台へ行ってきました。1年ぶりの中国です。
目的は、莱陽での王元亮師父の墓参りと、周振東老師との太極螳螂拳の交流学習です。莱陽は2010年以来ですから4年ぶり、周老師とは1年ぶりの再会です。(写真①)

写真①

写真①

莱陽では久しぶりに師兄達にお会いしました。
当時建設中で、地獄の思いをした金山国際酒店は完成して、高級ホテルに生まれ変わっていました。劉、陳両師兄ともとてもお元気でした。このお二人に会うとホッとします。(写真②)

写真②

写真②

劉学君老弟には初めてお会いしました。莱陽で太極螳螂拳武館を開いています。同門で劉美傑師兄の徒弟です。
(写真③、写真④)

写真③

写真③

写真④

写真④

今年の清明節(日本でいうお盆とかお彼岸みたいな習慣)には、ヨーロッパから80人の団体が、王家の墓参りに来たとの事でした。王元乾師叔はヨーロッパにも学生が多かったため、慕われていたのだと思います。
元亮師父は2002年に亡くなりましたから、早いものでもう12年です。一昔が経ちましたが、お墓のある場所は、以前と変わらず気持ちの良い場所です。
20年以上のご縁を頂いている王暁大兄ももうすぐ60歳。私もそうですが、お互い良い年になりました。(写真⑤)

写真⑤

写真⑤

周老師は昨年と変わらずお元気でした。(写真⑥)

写真⑥

写真⑥

昨年は、基本功と気功の交流でしたが、今年は相対練習を中心に、短棍(鞭杆)の基本操作と簡単な初級型(日本にはない漢字で、発音では「shuai lu」)を教えて頂きました。演練型と相対練習型があるとの事でしたが、時間と諸事情から、型のみの学習となりました。(写真⑦)

写真⑦

写真⑦

今回の旅行を通して、縁をつなぐ大切さと併せて、それは自分の意思で起こす行動だと改めて思いました。自分が生きている時代が軸になって、政治、生活、国交、金銭などが絡み合って、良い芸と良き師・良き師兄弟・良き仲間との出会いがあるのだと思います。(写真⑧)

写真⑧

写真⑧

それにしても螳螂拳は本当に良い拳法です。技術内容、強さ、奥深さの全てを備えている拳法です。特に周老師を始めとする厳しい時代を経験している先生方は、激動の時代を実戦で鍛え駆け抜けた師に直接師事している方々ですから、その功夫(鍛えた結果)は素晴らしい。帰国した時、久々に自分が強くなった思込感がありました。(写真⑨)

写真⑨

写真⑨

同行した大牟田君は、普段の旅行では「招雨的男」との事でしたが、今回は「招晴的男」でした。良い天気に恵まれつつも、「嬉楽8割・怒2割」の思い出に残る旅でした。(写真⑩⑪)

写真⑩

写真⑩

写真⑪

写真⑪

山東省は日本との関係も難しさはありますが、広いエリアですから、観光地もまだまだあるようです。次回はこの辺りも考慮しつつ、膠東文化を満喫した旅行をしたいですね。

于天路老師逝去

 バランスアカデミー片桐さんより煙台七星螳螂拳林景山系の伝人、于天路老師が逝去されたとの連絡を頂きました。
1990年に煙台での螳螂拳検討会でお会いしました。当時の風貌は映像で残っている感じとは大きく違っていましたが、大変印象に残っている方です。兄の于天程老師も数年前に亡くなられていることから、現代に伝わる七星螳螂拳の伝承にも大きな影響を与えることだと思います。
最近の老師の挿錘拳の映像はここです。

以前お会いした先生方と、再びお目にかかる機会を逃すこの頃です。自分が会いに行かないことに問題があるのは分かっていますが、本当に残念です。
老師のご冥福をお祈りいたします。

2013/10/22
根本