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趙珠

◎莱陽県誌」の伝えるところによれば、李秉霄の弟子の趙珠、字を起禄(睨)は、やはり莱陽の大赤山の人だったという。老年でも、襲ってくる盗賊を、少しも動かず、一払いしただけでひっくり返してしまうほどの拳芸の腕前であったという。

◎趙珠は、李秉霄からその拳を全て学んだ。厳冬の河辺で、師の李秉霄を故郷に見送るとき、年が明けてからまだ伝授されていない「燕来飛渡」という軽功の教えを授ける約束をしたが、その後李秉霄は、病気となり帰らぬ人となったことからこの功法は途絶えてしまったのだという。

では、「燕来飛渡」とはどんなものだったのかというと、凍った河の薄氷を踏んで、対岸へと渡る事ができた程、身体を自在に操れるものだったという。

趙氏家系譜

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